銅ZOU

元銅像職人と見る銅像巡りと街のおすすめスポットを紹介します。

楠木正成像とラクビーの丸の内

季節もよくなってきたので皇居にある銅像

楠木正成像を見に行ってきました。

そして、今丸の内の仲通りではラクビーの像もあります!

 

 

楠木正成像

 メトロ 二重橋前駅 B6出口 徒歩3分

 

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楠木正成(くすのきまさしげ)って?って思う人多いかなって思います。

(実は私がその一人でした)

1294年(永仁2年) 河内国(今の大阪)で生まれました。

家は土豪(土豪とは・・・その土地の豪族。つまり地方のお金と権力を持った家。)

 

何した人?

一言でいうと、「後醍醐天皇に一生、忠誠心を貫いた悲劇の武士」と言う事になります。

ちょっと詳しく

鎌倉時代にモンゴル帝国が日本を侵攻した事件以降、不信感が高まり鎌倉幕府は権威を失っていきました。

そこで、幕府に政治を任せられないと倒幕を考えたのが後醍醐天皇です。

 

1324年に倒幕を計画しますがばれてしまい失敗しました。

7年後の1331年また、倒幕の計画をするがまた失敗に終わりました。

後醍醐天皇は倒幕計画がばれてしまったので、比叡山に向かうと見せかけ笠置山に身を隠し倒幕を始めました。

 

楠木正成も下赤阪城に立て籠もり、待ち伏せや奇襲をかけたり、熱湯をかけて追い払ったり独自の方法で戦い、鎌倉幕府を苦しめました。

 

その後、後醍醐天皇は隠岐の島に島流しになりました。

後醍醐天皇が島流しになっている間も楠木正成は倒幕を目指し戦いを続けました。

鎌倉幕府の軍は分裂を始め、足利尊氏や新田義貞、赤松則村などが幕府に反旗を翻し、とうとう鎌倉幕府は滅亡しました。

 

戻ってきた後醍醐天皇は1334年に「建武の新政」を行いました。

しかし、この政治は天皇や貴族、寺院を中心としたもので、一緒に戦ってきた楠木正成など武士にはメリットがありませんでした。

 

今まで倒幕のために一緒に戦った武士たちは納得がいきません。楠木正成も後醍醐天皇に懇願しますが聞き入れてもらえませんでした。

楠木正成は自分の気持ちを抑え後醍醐天皇に忠誠心を貫き、1番最初に不満の声をあげた足利尊氏と戦う事となりました。

 

1336年、足利尊氏率いる兵と湊川の戦いになりました。

太平記によると足利尊氏軍50何人楠木正成の朝廷軍は5万人といわれています。

余りの人数の違い。力の差は歴然でした。

同年7月4日 自ら死を選ぶ事となりました。

43歳の時でした。

 

この時に語り継がれている逸話が「桜井の別れ」

兵力の差が歴然の中、まともに戦っては勝ち目がないので楠木正成は作戦を提案しましたが一蹴されました。

楠木正成は死を覚悟の上、戦いの場「湊川」へ向かいました。

途中、息子の正行を呼び

「お前を故郷の河内へ帰す。」

一緒に行くと懇願する息子に

「お前を帰すのは自分が討死したあとも後醍醐天皇に忠義心を失わずいつの日か必ず朝敵を滅ぼせ」

と言い残し、後醍醐天皇から頂いた菊の門が入った短刀を授け今生の別れとなりました。

この決別の地名から「桜井の別れ」と言われるようになりました。

楠木正成像

銅像の高さは4M、台座も含めると8Mにもなります。

中抜きされていないのが特徴です。

銅像は通常、中は空洞になっています。

 

別子銅山開坑200周年事業として、1900年7月、大富豪の「住友友忠」が宮内省に献納しました。

製作は東京美術学校(現在の東京藝術大学の前身)に依頼され、木彫科教授であった高村光雲が指揮をとり頭部を担当し、山田鬼斎と石川光明が身体・甲冑部などを、後藤貞行が馬の製作を担当しました。

また、馬は胴、首、四脚、尾の7つのパーツに分けて大きな像を1年程かけてつくりました。分解鋳造法による初めての銅像です。

銅像は出来上がったあと、研磨、色付けをするんですがこの作業に2年かかりました。

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この写真が正面からの写真になります。

顔が見えないので裏からのように思いますが、これにも理由があるんです。

楠木正成が見ているのは皇居。

皇居に顔を背けるのは失礼にあたると言う事と、何があってもすぐに駆け付けられるようにということから正面を向かず後ろを向いている珍しい銅像になっています。

 

これは後醍醐天皇が島流しの隠岐の島から戻ってきた時、お迎えに行った時の姿です。

急いで駆けつけて馬を止めた時でしょうか?

馬の躍動感がすごく感じられ、馬の悲鳴が聞こえてきそうです。

 

この時も多くの観光客がいました。海外からの方が多くいらっしゃいました。

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松の木も品があるように感じてしまうのは私だけでしょうか・・・

 

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「楠木茶房」

楠木正成像から見えるところにあります。

皇居を散歩して一息入れたい時にどうぞ。

 

丸の内ストリートギャラリー

丸の内の仲通りは歩いていると色々な作品に出会えます。

せっかく皇居に来たならぜひ見てください。

ラクビーのベンチアートが見られます。

 

 

ラクビーの像

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ラクビー日本代表キャプテンのリーチマイケルです。

あの感動の試合を思い出してしまいます。

 また、見たいなーっと思いながら歩き始めると

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大きなラクビーボールのオブジェもありました。

 

えっ??

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スケートの羽生結弦!!ラクビー⁈

面白いコラボですね。

 

他に中川家や相撲の栃ノ心、チコちゃん、くまモンと忍者があります。

 

リーチマイケル像のその後

リーチマイケル像は展示終了後はリーチマイケルに所有権が移ります。

それを知ったリーチマイケルは母校の札幌山の手高に贈ることにしました。

高校生の時に佐藤監督は「日本代表になったら銅像を建ててやる!」と言う約束をしていたそうです。

すぐに代表になり、「代表のキャプテンになったら」と約束を変えたもののまたもやすぐにクリア。

予算の都合で実現できずにいたところ、リーチマイケルから銅像ではありませんが、プラスチック製の像をプレゼントしてもらい「後輩の活力になる」と監督も大喜びだったそうです。

 

ベンチアートは12月末まで展示予定です。

お早めに・・・

 

ちょっと休憩するのにおすすめのCAFE

 A16

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住所:東京都千代田区丸の内2丁目6−1 丸の内ブリックスクエア 1F

アクセス:

TEL:03-3212-5215

営業時間:(月~木)   11:00~23:00

     (金・土)   11:00~24:00

     (日・祝日)11:00~22:00

 

丸の内ストリートギャラリーを散策する前にどうぞ

おすすめは

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見た目もおしゃれな「チョコレートプディーノ」

濃厚で外がカリッとしていて中はふわっとしています。

オリーブオイルと塩がかかっていて絶妙なバランス!
 

夜はライトアップされていてステキ☆彡

ガーデンに面した席がおススメです。

A16 TOKYO http://www.giraud.co.jp/a16/

 

甘いものでパワーチャージしたら丸の内仲通りのアートを楽しんでください。